2009年 06月 14日
あれから一年
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あの地震から一年経ちました。
私達家族はあの地震の後、栗原市を離れ、仙台へ戻って来ました。
隙間だらけの、少し傾いている?!社宅は「地震が起きたら怖いなから」と
思う程でしたが、いざ起きてしまうと、「頑張ってこらえてくれたな〜」って
なんだか愛着がとても湧いていました。栗原市の若柳は、素朴な街でした。
街であう人は温かかったし、転勤族の私にとって、忘れられない街だと思います。
そんな街で「一生に一度経験するかしないか」の大地震を経験した訳です。
実は最近ちょっと調子が悪くて、病院へ行って「ある検査」をしてもらいました。
やはり結果が出るまでは心配でした。もしかして?!悪い病気が体にある?
心臓が口から飛び出るかと思う程、バクバクして聞いた結果。
「異常なし」
この結果を聞いて外に出た時の空の色、空気の匂い、キラキラと輝いて見えた時
あの地震の後に感じた光景と重なりました。
大地と空気が一体になって猛烈に揺れたあの中で「このまま死ぬのかもしれない」と
半ばあきらめも感じた後に、外へ出て見上げた空もキラキラしてた。
あれから自分はどう変わったんだろう?私達はどう変わったんだろう?
我が家には、あの時吠えて危険を知らせてくれた「ウェリナ」がいます。
盲導犬候補犬として預かっていたウェリナですが、盲導犬にはならず
我が家のセラピー犬となって暮らしております。
パピーウォーカーボランティアだけを、純粋にやって行こうと思ってた私達
その私達がウェリナを引き取ろうと思ったのは、やはりあの地震も大きく
関係している様な気がします。
沢山の方が亡くなられたあの地震、未だ行方不明の方もいらっしゃいます。
全ての人が見つかる事を心から願いつつ、体験した事を忘れずに毎日を
大切に行きて行きたいと思います。
愛すべきウェリナと共に。
by wonders12
| 2009-06-14 20:48